写真の建物ですが
天神橋筋六丁目駅前の交差点にある、一階に
阪急ファミリーストアが入っていたビルと言えば
お分かりになる方も多いのでは。
このビル、ずーっとずーっと不思議に思っていました。
かなりの巨大さと古さで駅前の顔的存在感なのですが
建物の裏側に回ると(写真2枚目)なんだか『怪しげ』
壁をはぎとられたかのようにむきだしの駐車場
斜めに降りたスロープも継ぎ足し感があって
いったいこれは???と。
建物の上のほうの歴史を感じさせる風情ある装飾と
裏側の奇妙さ
正直、改装を重ねたトンデモ建築のような印象を…
でもなんだかこの町の雑多さ(よい意味での)を象徴
しているようで愛着を感じていました。
それがそれが!先日新聞を読んでいたら目からウロコ!
なんとこのビル、もともとは駅ビルだったそうで!
『プラットホームを2階に抱える内蔵型では国内初。
1926年、京都方面に向かう新京阪鉄道(現在の阪急千里線)
のターミナルビルとして完成』
で、例のむきだしの駐車場はホームの名残り、とのこと
記事は
な~~るほど!長年の疑問が一気に解決です!
(って地元の方やある年代以上の方には何をいまさら
って感じでしょうが。)
記事によると80年以上の歴史があるそうで、戦火をくぐり抜け
天六の町の移り変わりをずっと見続けてきた
まさに歴史の生き証人のような建物だったのですねー。
この建物の存在を通じて、この町の歴史がますます
興味深いものになりました。
残念ながらそんな歴史ある阪急天六ビル、
解体される日も近いようでその姿が拝めるのも
今のうちのようです。
さみしいけれど、この機会に天六の歴史に思いを馳せつつ
天六散策してみるのもいいかもですね。
で、存分に町歩きを堪能したあとは(または途中でも)
墨国回転鶏料理 天満店へGO!
(歴史ある天満市場内にございます☆)